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腰椎椎間板ヘルニアについて
症状
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰や殿部が痛み、下肢にしびれや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなります。背骨が横に曲がり(疼痛性側弯)、動きにくくなったり、重いものを持つと痛みが強くなることがあります。
病態
椎間板は線維輪と髄核でできており、背骨をつないでクッションの役割をしています。その一部が出てきて神経を圧迫し、症状が出ます。
原因
椎間板が加齢などにより変性し、断裂して起こると言われています。また、悪い姿勢での動作(重いものを持ち上げるなど)や作業(長時間の運転など)、喫煙が原因になることもあります。
診断
足の感覚障害や運動障害があるか、腱反射についても評価し診断します。さらに、X線検査やMRI検査などをおこない、確定診断します。たとえ椎間板が膨らんでいても、症状が無ければ多くの場合問題はありません。
治療
痛みが強い時期は安静にし、コルセットなどの外固定をおこないます。また、消炎鎮痛剤の内服や注射をおこない、痛みを和らげます。
痛みが軽くなれば牽引をおこなったり、運動療法をおこなうこともあります。椎間板ヘルニアになっても、8割以上の方は手術の必要はありませんが、歩行障害や尿失禁などの症状が出現するようなら手術も考慮します。