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生活習慣病の奥に脳神経系の病気が隠れていることも

生活習慣病の奥に脳神経系の病気が隠れていることも

生活習慣の部分に関わるのは内科医院が多いですが、生活習慣病をベースに脳神経系の病気が隠れている場合があります。
患者様がそのことを不安に思った時、相談できる場所が少なく、内科の先生も「このレベルの症状で、MRI検査を紹介していいのか?」と迷ってしまうという現状があります。
そういった時の受け皿としての役割を、当院が担えればと思っています。

現在、内科にかかっておられて、動脈硬化や脳卒中が心配な方は、いつでもお気軽に京都市伏見区のやまな脳神経クリニックへご連絡ください。
当院のMRI検査は即日受けていただくことが可能で、検査結果もその日のうちのご説明を基本としています。

脳梗塞の原因となる糖尿病

私たちの食事の主食となる糖質(炭水化物)は、ブドウ糖と呼ばれる糖からできています。
ブドウ糖は身体にとってメインのエネルギーであるため、私たちの体は食事後にインスリンと呼ばれるホルモンを膵臓から分泌することによって、全身の細胞にブドウ糖を蓄えています。

しかし主食中心の偏った食事や、飲酒によって大量のブドウ糖が体内に入ってくると、徐々にインスリンの量が足りなくなってしまい、血液中(細胞の外)に大量のブドウ糖が流れている状態が生じます。この状態を“高血糖”と呼びますが、実は高血糖の状態が持続すると血管が徐々に破壊されていき、様々な臓器に障害を引き起こします。

このように、高血糖状態を制御できず血管や臓器がボロボロになった状態が糖尿病です。
障害されるのは脳の血管も例外ではありません。
糖尿病が進行するごとに脳血管の動脈硬化が進んでいき、最終的に血管は塞がってしまうため脳細胞が広範囲に壊死を起こします。
これが糖尿病による脳梗塞です。
糖尿病に影響を受ける臓器は脳だけでなく、心臓・腎臓・眼球・手足の動脈など様々な部分にダメージを与えることがわかっています。

気づいたら進行している糖尿病

糖尿病のさらに厄介な点は、他の生活習慣病と同じように“発病初期では症状が出ない”ということです。
症状がないため糖尿病の存在に気づくことができず、異常に気づいた時にはかなり進行しているということも少なくありません。
そのため定期的な健康診断などで早期に発見し、生活習慣を見直すことが重要です。

糖尿病となった場合の治療には、薬物療法・食事療法・運動療法が使われます。
薬物療法では食事前にインスリンを注射したり、糖の吸収を抑える薬を飲んだりします。
食事療法では食事のエネルギー量を厳密に管理し、摂取する糖質の量を減らします。
運動療法では痩せることによってインスリンの効きにくさを改善していきます。

これらの治療法を用いて血糖値を適正に保つことができれば、血管・臓器へのダメージを軽減させることは十分に可能です。

糖尿病になりやすい方の特徴

  • 中年以降の方
  • 親族に糖尿病の人がいる方
  • 肥満傾向にある方
  • 主食の多い食事をされる方
  • 濃い味付けを好む方
  • お菓子を習慣的に食べる方
  • 運動不足の方

など

脳梗塞の原因となる高血圧

健康な方でも、運動をしている最中などは全身に十分な血液を送るために血流が速くなり一時的な高血圧が生じます。
しかし加齢による血管弾力の低下や、肥満・塩分過剰摂取による血液量の増加などによって持続的な高血圧が生じた場合、血管へのダメージが蓄積し、血管が硬くなっていきます。これが動脈硬化です。

動脈硬化が進むと徐々に血管の内側の壁が厚くなっていくため、血液の通り道が細くなって詰まるリスクが高くなり、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症、腎梗塞といった病気を生じる危険があります。

高血圧になりやすい方の特徴

  • 親族が高血圧持ちの方
  • 味の濃い食事を好む方
  • 肥満傾向の方
  • 喫煙習慣のある方
  • お酒が好きな方
  • ストレスの多い方
  • 糖尿病をお持ちの方
  • 慢性的な睡眠不足の方

など

脳卒中の原因となる脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症は以前まで高脂血症と呼ばれていましたが、従来の“血中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が多い状態”というだけでなく、“善玉コレステロール(HDLコレステロールが少なすぎる状態”も同様に異常であるという考えから、脂質異常症へと名称が改められました。

脂質異常症の状態は動脈硬化を招きます。
そして動脈硬化は血管の中を狭くして血液が詰まりやすい状態にしたり、血管をもろく破れやすい状態にしてしまうため、将来的に脳梗塞や脳出血・心筋梗塞などの危険な病気が生じるリスクを高めます。

自覚症状が出にくい脂質異常症

脂質異常症の状態になると血管の内側にコレステロールが沈着していくため、血管の内側が狭くなり、詰まりやすくなっていきます。
しかし脂質異常症の怖いところは、特に自覚症というものがないために、なかなか気づくことができず、徐々に悪化していくことが多いという点です。
それにより突然の脳梗塞・心筋梗塞などを起こすリスクが高まっていくため、早期発見が重要となります。

普段から規則正しい生活を心掛けつつ定期的に健康診断を受けていただきたいところですが、ご自身での生活習慣のコントロールが難しいと感じた時などは、お気軽に京都市伏見区のやまな脳神経クリニックへご相談ください。

脂質異常症になりやすい方の特徴

  • 中年以降の方
  • 親族が脂質異常症の方
  • 肥満傾向の方
  • 食べすぎてしまう方
  • 食べてからすぐに寝る方
  • 脂っこいものが好きな方
  • お菓子を習慣的に食べる方
  • 野菜嫌いの方
  • 喫煙習慣を持つ方
  • お酒を多く飲む方
  • 運動不足の方

など

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