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音が聞こえにくい時は?
念のためMRI検査を受けましょう
「音が聞こえにくい」「聞こえが悪い」という場合、皆様、まずは耳の病気を疑われると思いますが、脳腫瘍などの脳神経外科領域の病気が原因で起こることもあります。
耳鼻科へ相談したものの、「原因がわからなかった」という場合には、京都市伏見区のやまな脳神経クリニックへご相談いただき、念のためMRI検査を受けられることをおすすめします。
当院のMRI検査は即日検査・即日結果説明を基本としていますので、その日のうちに心配事が解消されます。
脳腫瘍・聴神経腫瘍の可能性も
単純な「聞こえづらさ」であれば耳鼻科の専門領域となりますが、脳腫瘍や聴神経腫瘍などの脳神経外科領域の病気が隠れている場合があります。
これらの疾患はMRIを撮ることで診断可能で、「聞こえにくいけれど原因がわからない」という患者様がMRIを撮った結果、聴神経腫瘍だったということもあります。
ただ、多くの場合は神経鞘腫と言って、神経を包む鞘(さや)が腫瘍化する良性腫瘍です。ただし、神経鞘腫は進行自体は遅いものの、大きくなってくると近くに脳幹があるので、脳幹が圧迫されて命に関わることもあります。なので、病態的には“悪性”と言ってもいいかもしれません。
脳腫瘍
脳腫瘍で音が聞こえにくいなどの聴力障害が起こる場合、片耳が聞こえない・聞こえにくくなるケースがほとんどです。こうした症状は聴神経の部分に脳腫瘍ができることで起こります。
片耳が聞こえにくくなっても、生活上、そこまで大きく困らないため、発見が遅れる傾向にあります。また聞こえの悪さに気づいても、ご本人は「突然音が聞こえにくくなった」と感じて、耳鼻科へ相談して突発性難聴と診断されてしまうこともあります。
音が聞こえにくくなった原因は本当に耳にあるのか、それを確認するためにも一度MRIを撮られておくことをおすすめします。
聴神経腫瘍
聴神経腫瘍とは、聴力の神経のまわりを鞘(さや)のように囲むシュワン細胞から発生する腫瘍で、多くの場合、良性です。ただし、良性であっても近くの脳幹を圧迫する恐れがありますので、注意が必要です。
初期には聴力の低下や耳鳴りなどの症状が現れ、徐々に聞こえが悪くなるのでしばらく気づけないケースも多いです。
その他、聴力の神経の近くにある顔面の神経を圧迫することで、顔面麻痺・痺れなどを引き起こすこともあります。腫瘍が大きい場合には、めまい、歩行障害、嚥下障害などが現れることもあります。