- HOME>
- 物忘れ・認知症
物忘れ・認知症の原因とは?
物忘れは病気が原因で起こることも
人の名前が思い出しにくくなったり、記憶力が低下することは加齢にともなう自然な変化と言えますが、実はそれ以外にも、脳神経や脳血管の病気が物忘れ症状を引き起こしていることがあります。
病気によって物忘れが起きている場合を“認知症”と言い、以下のような種類があります。
認知症の種類
アルツハイマー型認知症
認知症の中で最も多いタイプの認知症です。
主にアミロイドタンパクと呼ばれる病的なたんぱく質が脳に沈着することによって脳が萎縮していき、記憶力や新しいことを覚える能力が障害されます。
最近の出来事から忘れてしまうため、「食後すぐにご飯を欲しがる」「財布をしまったことを忘れて盗まれたと認識する」といった特徴的な症状が現れます。
血管性認知症
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など、脳血管の病気によって記憶が障害されるタイプの認知症で、認知症の20~30%程度を占めます。
脳血管の障害が起きた部位によって運動障害や感覚障害、歩行障害、排尿障害などの症状が現れることが特徴で、“障害を受けていない部分はまったくの正常である”という側面もあります。
レビー小体型認知症
レビー小体と呼ばれる異常なたんぱく質が蓄積していき、脳を萎縮させることで発症するタイプの認知症で、認知症の20%程度を占めます。
特徴的な症状として、そこにないものが見える幻視や、体が固まって動きづらくなるパーキンソン様症状などがみられます。
このような症状はありませんか?
- 新しいことが覚えられない
- 何度も同じことを聞き返す
- 日時や場所がわからなくなる
- 帰り道がわからなくなる
- 服の着方を忘れてしまう
- 言葉が上手く出てこない
- 些細な事で泣くようになった
- 自分にだけ見えるものがある
このような症状がありましたら、お一人・ご家族だけで悩まずに、京都市伏見区のやまな脳神経クリニックへご相談ください。
物忘れ・認知症にお困りの方は
お気軽にご相談ください
物忘れ・認知症の症状でお困りの方、またはそのご家族・親族の方がいらっしゃいましたら、一度当院へご相談ください。
京都市伏見区のやまな脳神経クリニックでは、MRIなどの精密機器を用いて脳や血管の障害の有無を診断することが可能です。
認知症の前段階と言われる“軽度認知障害(MCI)”の有無を判定するスクリーニング検査も実施しておりますので、症状に心あたりのある方は一度受けられることをおすすめします。
MCIスクリーニング検査は、少量の血液を採取するのみで判定することが可能です。
脳萎縮を評価する検査(VSRAD)
認知症の症状が現れてからお越しになる方だけでなく、症状が出る前に心配でご来院される方も多いです。またご本人に自覚症状はなくても、まわりのご家族が症状でお困りで連れて来られるケースもあります。多くの場合、自覚症状がないケースの方が重症です。
このような場合、当院では“VSRAD(ブイエスラド)” という脳萎縮を評価するためのMRIも撮れるので、それを使って評価することができます。
認知症への治療
認知症の方に対して当院では、お薬を使った治療や、行動療法などのアドバイスが行えます。また京都医療センターでは音楽療法も行っているので、こちらをご紹介することもできます。